YABUへびぃ 君のエネルギー

オリジナル曲作成・カヴァー曲選曲・心に残っている名曲にまつわる裏話、或いは日々の生活をのんびり暴露していきます。

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君のエネルギー 

大学に入学するや否や、フォークソング部に脚を運んだ。

間違いなく一番だと思ったが、先客がいた。
髪はパーマをあて、後ろ髪だけやたら長い男、S。
てっきりロッカーだと思ったのだが、話を聞いてみるとどうやらアコギ弾き語りらしい。

彼も長渕が好きらしく、なんとなく気が合った。

「2人組んでやったらどうか?」
と先輩にも言われ、俺もすっかりその気だった。
しかしSは、どうあっても独りでやりたいらしく、俺は後に入ってきた別の奴と組んだ。

Sは広島市街のぼろアパートを借りていた。
俺はろくすっぽ自分の下宿には帰らず、彼のアパートに寝泊りした。
夜な夜なギターを弾いたり、好きな娘の話をしたり…も時々あったが、
大半は、ドラクエ・スーパーマリオ・桃鉄などに徹夜でハマっていた。
主食は焼肉のタレ御飯・日清焼きそばといったところ…


時は流れ2年生の終わり、上級生が冬の定期演奏会で引退のため、次期幹部を選出する時がやってきた。
たぶん真面目さを買われたのだろう。
2つ上の部長に推されたこともあり、俺は部長に立候補した。
そしてもう一人、話はしていたがSだ。

立候補した俺が言うのもなんだが、Sは社交的で奇抜な発想を持ち、他者を引っ張っていく力も充分ある、まさに部長にふさわしい人材だったと俺は思う。
ただ残念なことに、ややみすぼらしいイメージがあり、同輩達の間では「汚い奴」が広まっていた。
そして度重なる行事への遅刻から、信頼性も失っていた。


部長に落選したSは、もちろん副部長に立候補した。
俺も、それを望んでいた。
がしかし、副部長立候補は数名現れた。
理由は
「仕切りたいが、責任は免れたい」
というふうにしか聞こえない奴がほとんどだった。

部長に成り立ての俺は自分の思い通りに進行できず、多数決で決めることになってしまった。
嫌われていたSが落選したのは言うまでもない。

あんなに落ち込んだSは、それまで見たことがなかった。

後日、2つ上の部長と話した。
「Sを副部長に出来んかったんは、おまえの力が無いけぇよ!」

俺も少々落ち込んだ。


Sに、以前のように暴れて欲しい…
そう思い、歌を贈った。


今では年に1度、忘年会でしか会わなくなったが、
親友と呼べるのは、おそらく彼だけだろう。




君のエネルギー/YABU

ふたつやみっつの失敗で挫折するほど
弱い奴じゃなかったはず
人には悪い所ばかり目についてしまうものさ
とりわけ君の場合は

心を丸くして 自分を殺すより
角があるほうが君は輝いて見える
抑え付けられるほど火花を散らすのが
君の本当の姿だと僕は信じてる

君のエネルギーは それっぽっちじゃないはず
今はただ打ち抜くチャンスを待ち受けてるだけ
君のエネルギーは 踏みつけただけで消えてしまうほど
安っぽい炎なんかじゃない


たった数人に認められなかっただけじゃないか
それもつまらない人間ばかり
このままくたばってしまうなんて早すぎるぜ
まだ何もしてないのに

人と同じ生き方なんて 君に似合わない
もっとむかしのように暴れまわれ
スランプが長すぎて軌道が狂っただけ
リズムを取り返せば君の右に出る奴はいない

君のエネルギーは 留まることを知らない
走りすぎてオーバーヒートするような体じゃない
君のエネルギーは 巡り始めてる 呼び戻せ
奴等の鼻を明かすほどのパワー
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