YABUへびぃ RESIDENCE

オリジナル曲作成・カヴァー曲選曲・心に残っている名曲にまつわる裏話、或いは日々の生活をのんびり暴露していきます。

YABUへびぃ

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RESIDENCE 

1985年春、修大入学とともに初めての一人暮らしが始まった。
とは言っても修大の周りに何件かある指定下宿の寮生活だ。

その一月ほど前…
母親と一緒に部屋を探しに来た時、倉敷では見られなかった雪が深々と降っており、「こんなところに住むのか!」と不安に思ったものだ。

「ちょっとでも安いところを…」と決めた寮は、どうやら一番おんぼろ
だった。
棟は3つあり、大家さんの住まいと同じ建物に2DK(2万5千円/月)が2戸。
四畳半の部屋(1万2千円/月)16戸が1棟。
六畳の部屋(1万5千円/月)4戸がもう1棟。
トイレ・水道・ガスコンロはそれぞれの棟で共同、風呂・洗濯機は
全員で共同だった。

新入生の俺はもちろん四畳半の部屋。
いちいち外に出なければいけないのだから、自炊など出来るはずもない。
風呂も入りたい時間になかなか入れなかった。

毎晩酒浸りの先輩・カープが勝てば機嫌のいい先輩・夜間通学で
顔を知らない先輩、いろいろいたが、
一番驚いたのは同級生にインスタントラーメンの作り方を知らない奴がいたことだ。

皆先輩後輩を問わず、結構あちこちの部屋へ遊びに行っていた
みたいだが、俺は夜もフォーク部に入り浸りだったため、寮での付き合いは薄かった。
ただ、隣の部屋になった同級生とは仲良くなり、未だに年賀状のやり
取りだけは続いている。
そいつの部屋で、生まれて初めてアダルトビデオを見せてもらった
ことを覚えている。
『小林ひとみ』だった。
「俺も早くビデオデッキが欲しい」と思った。

3年生になり、ようやく6畳の部屋に移ることが出来た。
トイレもガスコンロも隣の奴と二人だけで共同だったので、それまで
とは違い何となく自分の棲み家を手に入れた気分だった。
たまには自炊もしてみた。
肉じゃがに、間違えてソースを入れてしまったが、さすがに不味くて
捨てた。
付き合いだした彼女を連れ込み、エッチなこともした。
ビデオデッキも買った。
天井の配管が破れ、留守中に部屋が水浸しになったこともあった。

5年通った大学も、在学することの無意味さを悟り辞めた。
借りたのは、木造2階建て2DK家賃2万7千円のボロアパートの
1階。
トイレは汲み取り、風呂はシャワー無し、2階の男女の情事が筒抜け、夏には巨大なムカデが出没することもあった。

貧乏だった俺は、家賃3万2千円の新築ワンルームマンションの一室よりそちらを選んだ。




RESIDENCE/YABU

疲れを癒せるふかふかの 布団なんてありゃしない
煙草の焼け焦げだらけの 毛布が寒さしのぎ

腹を空かしビールの空き缶の数だけ増えてく
本当の味なんて 思いだせもしないのに

夢の真似事さえ 走り過ぎてしまう
抜け出そうとすればするほど
ガラクタの中に埋もれてく

もう誰も疑ったりしないから
何かひとつくらい幸せを与えてくれ
幸せを与えてくれ


汚れたパッケージの中で今 欲しいものは粉々になる
ましてや無理矢理重ねた積み木ならば

今日のスケジュールは 風邪薬を買いにゆくことだけ
灰色の空の下 心は居場所を失ってゆく

掴んだ宝石は 砂粒となって
強く握れば握るほど
当然のように零れてしまう

もう誰も疑ったりしないから
何かひとつくらい幸せを与えてくれ
幸せを与えてくれ

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