YABUへびぃ やがて来る将来に

オリジナル曲作成・カヴァー曲選曲・心に残っている名曲にまつわる裏話、或いは日々の生活をのんびり暴露していきます。

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やがて来る将来に 

やがて来る将来に/YABU

しばらくの間途絶えた音沙汰に 少し厚めの手紙が届く
現実の世界に脚を踏み入れた君と 夢を見続ける僕と
同じ未来を迎えることは 出来ないという知らせ

「やがて来る将来のためにあなたは 今を犠牲にすることが出来ますか?
好きな事を諦めて辛い思いを して来たことがありますか?」
だけど僕には将来のために 犠牲に出来ない事だってあるんだ

本当に私のこと好きなの?
君は不安げに そう綴ってた
本当に君が好きだから
遠ざかる君を 追ったりしないよ

君の描く幸せから 僕は随分離された


判り合っていたつもりだったのに 判らないことが多すぎた
別に悲しくはないけど今迄の思い出が 全部嘘のようだね
君の変わり様には少し驚いた 多分君が大人になっただけさ

僕を疑い始めた君を 無理に抱きしめようとは思わない
だって僕には君を信じさせるだけの 勇気も裏付けもないから
君が笑顔を繕ってきたと 僕を責めるなら悪者にだってなろう

本当に私のこと好きなの?
君は不安げに そう綴ってた
本当に君が好きだから
遠ざかる君を 追ったりしないよ

君の描く幸せから 僕は随分離された





大学3年の秋、文化局で知り合った彼女と付き合いはじめた。

中学の時付き合ったことはあったが、夜中に長電話をするぐらい…
高校時代は全くモテなかったので、
実質はじめての恋愛。

音楽に身を入れすぎて既に留年が決まっていた俺のために、
ほぼ毎日弁当を作ってくれたり、出なくていい講義に一緒に出てくれたり、
そんな付き合いが1年以上続いた。

他県の彼女の実家にも遊びに行った。

「言葉は少ないが、なかなか芯が強そうな人だ」
彼女の父親に嬉しいお世辞も言われ、
このままゴールインするんじゃないか…とさえ思っていた。

大学4年…
彼女は就職が決まった。

俺はといえば、相変わらず…
というより、さらに学生生活の延長が確定していた。

2月、試験も終わり久々に彼女の住むアパートへ行った。

チャイムを鳴らしたが、返事がない。

「留守だろうか?」
いや、そんなはずはない。

そう思うのとほぼ同時に、慌てて部屋の明かりを消すような気配を感じた。

数分…いや、数十秒だったかもしれない。
俺は何かを期待して立ち尽くしたが、
「俺の勘違いだ、留守なんだろう。」
そう自分に言い聞かせて、その場を退いた。

数日後、俺にとっては少々分厚い封筒が届いた。
もちろん、彼女からだ。

内容は、上記の歌詞にほぼ相違ない。

妙に納得してしまい、何も返そうと思わなかった。


この詞にはひとつ、嘘かもしれないフレーズがある。
「本当に君が好きだから
遠ざかる君を 追ったりしないよ」

世の中にはそんな人もいるかもしれないが、
果たして俺が、本当に好きな人をそんなに簡単に諦めたのだろうか…

彼女よりも、音楽をやり続けることを選んだのかもしれない。
彼女はそれを、逸早く察知したのだろう。
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